自社株とは、企業経営者が保有する自社の株式のことです。取引相場のない未上場の株式の場合でも株価は算出することができ、自社の企業価値を知ることは可能です。上場株式等と同様に未上場の企業の評価も高いに越したことはありません。ただし、事業承継や相続時にはその高い価値自体がネックとなることがあります。承継や相続では他の所有者に自社株を譲るということになるので、対策上は一時的に評価を下げておくことは有効と考えられます。
しかし、自社株の評価を下げるということは、会社の価値を下げることになります。また、自社株を譲渡するということは経営権と財産権を手放すことと考えられ、それがオーナー経営者の自社株対策が進まない大きな理由と言われていました。加えて、自社株は経営権の観点から通常は他人に売却することは考えにくく、価値が高いとはいえ換金性が乏しい資産でもあります。とはいえ、事業承継税制の改正や種類株式の発行など、効率的な自社株対策を実践することは可能です。まずは自社の株価の算定から始めるのが良いかもしれません。
このような悩みがある人は、一度FPに相談してみませんか?
- 自社株の評価方法は何通りもある?
- 株価の算定費用はどれくらい?
- 種類株ってどんな株式?
- 事業承継税制とはどんな制度?
- 自社株の評価を下げる方法は?
- 自社株って相続にも関係ある?
- 後継者に自社株を譲渡するときの注意点は?
- 自社株対策は誰に頼めば良いの?